素晴らしき茜空の会 ウルトラ支部

ウルトラマンシリーズを見た感想を書きなぐります。不定期更新。本拠地では仮面ライダー1期の感想文書いてます。→ http://blog.goo.ne.jp/adelie__penguin

第9話「復讐の鎧」

メビウスがボガールを退け、ツルギが力尽きたように消えた。しかしGUYSはボガールが体内にエネルギーをため込んだ、いわば「移動する火薬庫」だと突き止める。もし無闇にボガールを攻撃すれば都心は壊滅してしまう。しかし、ツルギにとってはボガールへの復讐が全てだった。

ツルギが愛した惑星アーブ。「一度として争いを起こさない、進化した知性体」とのことですが、不条理に消滅させられた怨念が凝り固まってツルギに取り憑くとか、気持ちはわかるけどなんていうか、いうほど高次な存在でもなくね?などと思ったりもします。第9話。

さて。前回「まさか倒せるとは思わなかったね!」と歓喜したボガールが、まさかのギリギリ逃亡セーフで、意外なくらい無傷で生きてました。なんてこったい。
しかし、怪獣を取り込むことで高エネルギー体となっていたボガールは、爆発すれば半径100km圏内に被害を及ぼす可能性があったということで、結果として「逃げてくれてありがとう」的な展開に。

だとすれば、ボガールを上空100km以上の高さにまで運び出し、そこでとどめを刺すのが、地表への影響も少なくて済むのですが。メビウスもおそらくそのつもりで、戦闘不能状態のボガールを持ち上げ飛び立つ態勢に入るのですが、そこへ横槍を入れるツルギ!ツルギ貴様!

「だからなんだ!いま倒さなければ、もっと多くの犠牲が出る!」
そうかもしれないけどさ。上空まで運ぶうちにボガールが目を覚まして逃げちゃうかもしれないけどさ。でもいま爆発させたら甚大どころじゃない被害出るから!
・・・うん、でも、他の惑星から来たツルギから見れば、アリの巣ひとつレベルの話かもしれないけどもさ。

そう、ツルギがあざ笑うように、地球は惑星アーブとは比べものにならないレベルなんですよね。とは言え、オーブでギャラクトロンが提唱していたような、弱肉強食も食物連鎖もない世界は気持ち悪いと思うんだけど。そんな世界に進化も発展も存在しないんじゃねーの?という気もするんですけど。さておき。

ツルギが笑った通りに、GUYSでもリュウさんとジョージさんがつかみ合いの喧嘩を始めます。ていうか、「俺たちはチームだっていうのが、お前の信条だったんじゃねーのかよ!」てね。そうだよねそうなんだよね。リュウさん本当に、自分について来いみたいなこと言うだけで、他のメンバーにあわせる気持ちが一切ないんだよね、リーダーのくせに。

「あの人に喜んでもらえなきゃ、GUYSで頑張る意味なんてねーんだよ!」
えー!ですよ。えー!って叫んだよ実際。お前そんな個人的な事情でいままでやってたのかよ!っていう。いや何のために頑張るかなんて個人の自由だけども。何のために戦っても、結果それが誰かを救えているなら良いんだけども。だけどそのために簡単に崩れちゃうとかやめてよリーダー!

しかし今回は、そんなリュウさんをサコミズさんがしっかりサポート。
「キミもその若者を傷つけることはできない。そうだろう?セリザワくん・・・いや、ツルギ」
もうサコミズさん最高すぎる。っていうか、この訳知り顔なサコミズさんは、むしろウルトラマンの人だったりするんじゃないか?(笑)

「へこたれんなよウルトラマン!そんなでけぇ図体して、何してる!? この惑星守るつもりなら、根性見せろ!」
と、相変わらず俺様モードで口の悪いリュウさんですが、おかげでボガールにほぼ食われてたメビウスも助けられました。ちくしょう、いつも美味しいとこ持っていくよなリュウさん!

今回のみどころとしては、あとエレキミクラスの善戦。小さいけど頑張り屋さんだよね。すごい。
「でもエレキミクラスも食べられちゃったらどうしよう」と6歳長男が心配してました。食べられたらどうなるんだろうね、1分経ったら消滅するから、食われた事実も消滅するんじゃないかな?と思いますが。

あと、何よりすごかったのがメビウスとツルギのガチ勝負です。ウルトラマン同士でガチで戦うの初めて見ました。しかもお互い同じような武器(手首についたソード)で戦うっていう、いいね!熱いね!ゆっくり楽しみたかったけれど、時間制限があるうえに、そばにいるボガールがいつ起きるかわかんない状況なんで、「ちょ、おまえら!おまえら!」って感じでした。ツルギも自分が愛していたアーブの民を思い出せ、無駄に喧嘩してんじゃねーよ!

というわけで。今回は初の「クライマックスのまま、次回へ続く」です。予告の共闘が熱かったですね!楽しみ!