素晴らしき茜空の会 ウルトラ支部

ウルトラマンシリーズを見た感想を書きなぐります。不定期更新。本拠地では仮面ライダー1期の感想文書いてます。→ http://blog.goo.ne.jp/adelie__penguin

第10話「GUYSの誇り」

立案されたボガールモンス殲滅作戦は、メビウスたちの命を危険にさらすものだった。GUYSクルーは、メビウスとツルギを救う独自のミッションを実行する。救出に許される時間はメテオール限界時間の1分間。GUYSはメビウスとツルギを救い出すことができるのか?!

今回の作戦は被害を最低限に抑えるために太平洋上で行われ、作戦自体はGUYSオーシャンが立案してる、という設定。GUYSジャパンのメンバーは作戦のサポートを担当です。だから、作戦自体に異議があっても、それは決定事項だから変更はできない。まぁちょっとひどい話ですよね(苦笑)おそらく上官が掛け合った結果だとは思うんですけども。

「今回我々はサポートを担当するわけだ。希望を探すのもサポートのひとつ、でしょ?」
といつもの笑顔で提案するサコミズさん。なるほどそういう考え方もあるのか。このあともサコミズさんは未来くん単独でのボガール誘導を許可したりと、マジでゾフィーさんかタロウさんではないのか?

ともあれ。GUYSジャパンのメンバーは作戦を聞いてまず最初にメビウスのことを心配したっていうのが良いし、それを目の当たりにする未来くんの表情も良いよね。
んで未来くんは。「この惑星を傷つけずにボガールを倒す方法は他にはない」と、自分の命より地球に住む生命を優先する決意をします。あぁ、あぁ素晴らしいけどそれは辛いぞ。

そこにGUYSジャパンの立案した「ウルトラマン救出作戦」 そう、「救出」なんですよ。もうこの作戦概要を聞いただけで私が涙目ですよ。未来くんが諦めかけた命を、みんなが救おうとしてるんですよ。おおおお。

実際に作戦を実行したら、ボガールモンス誘導と同時に磁場フィールド展開で、「え?これってメビウスやツルギも入れなくね?」とか思ったんですが、誘導担当の未来くんはともかく、ツルギもちゃっかり侵入してるっていうね。

しかしGUYSオーシャンの作戦にはそもそもウルトラマンが計算に含まれていないので、「あれ?全部人間に任せておいても良かったんじゃね?」とか思ったり。しかしGUYSオーシャンの用意した武器はツルギに「あのオモチャは通用しないぞ」と断言されたとおり、ほぼダメージを与えられないまま破壊されてしまいます。やっぱりかー。

メビウス、力を貸してくれ。俺の体は限界にきている。お前の助けが必要だ」
「言ったはずだ、僕たちは、ウルトラマンだと」
というわけで、とうとうメビウスとツルギが共闘!主題歌フルコーラスに乗せて3分どろこじゃねーぞ!っていう熱い戦いを見せてくれます。いいよね、メビウスを気遣うツルギとか! 仰向けに倒れた二人が揃って背筋使って立ち上がるとことか!二人揃っての側転とか! 大興奮でした!

しかし!しかーし立ち上がるボガールモンス。「俺の命はあとわずかだ!ボガールの爆発を見届ける」と叫ぶツルギ。やめてそういうのいらないから!と思いましたが、ツルギを抱きかかえたメビウスが間一髪、脱出に成功します。しますが! ツルギはその言葉どおり直後、力尽きてしまう。メビウスの目にあるラインが涙のように見えます。
そしてそこに現れた母!母よろしくお願いします!ということで次回。いやぁ素晴らしく神回でした今回。終始涙目でした。いいぞメビウス素晴らしいぞ。

何気にいいなと思ったのがリュウさんパート。ツルギがセリザワさんの体を「容れ物」呼ばわりしたことを許せず、自分の手で殺すと宣言。
「待ってください、そんなことをしたらリュウさんが重荷を背負うことになります」って、リュウさんの気持ちの心配をする未来くんがすごいし、「ずっと背負い続けてやるさ」というリュウさんの覚悟も潔し。はぁ、メビウスは脚本が素晴らしいんだな。