第22話「日々の未来」
いろいろと「え?え?ちょっと待って」ってなる、過去の回想回であった。
ちなみに6歳長男は鹿威しの「カコーン」システムに対して「あれどうなってんの!?」とすごい勢いで食いついてきた。いまはそこじゃない。
メビウス。ヒロトを助けられなかったことを後悔しつつ、せめて彼の代わりにと、彼の姿を借りてバン船長の家に帰ったと。息子の代わりにパパと一緒に暮らそうとしてたと。そういうことか。
それはどうだろう・・・光の国だと、それはアリなのか?
突然現れた、息子と同じ顔をした宇宙人の出現に、バン船長はGUYSに通報。サコミズさんが宇宙人を引き取って帰ります。うーむ、最初からサコミズさんはミライを宇宙人(ウルトラマン)として認識してたのか。おそらくは身元引受人みたいな感じで、ミライをGUYSに入れたんですね。今回同行してきたミサキ総監代理も、事情を把握してるんだろうな。意外と身バレしてるぞメビウス。
さて話はやや飛ぶが、「わしも」という番組がある。Eテレ。大好きなおばあちゃんを亡くして泣いて暮らす娘のために、パパがおばあちゃんの記憶をベースに「わしも」というロボットを作るという話であり、この「わしも」が巻き起こす珍騒動を描いた話である。この「わしも」、最初はしゃべらなかったように記憶してるんだが、途中からガンガンしゃべるようになって個性を発揮しまくっている。
優しかった生前のおばあちゃんとは違い、ロボットの「わしも」は常識知らずで自分勝手だ。しかし家族はみんな、そんな「わしも」をおばあちゃんとして扱っているのである。そう、家族の中では「おばあちゃん」との記憶はどんどん「わしも」との記憶に上書きされてるのだ。おばあちゃんとはまったく違うのに。これってすごく怖くないですか?これってすごく、おばあちゃんに対してひどい話じゃないですか?
だから。バン船長は絶対ミライを受け入れないと思う。ミライにそのつもりはなくても、ミライとの日々が上書きされることでヒロトが消えてしまうから。似ていれば似ているほど、ヒロトが消されてしまうから。「父さんの心の中で生きる」と言い残した彼を、バン船長自ら殺してしまうことになるから。
なんかなぁ、やっぱり、死んだらおしまいだよな。死ぬということは、忘れられてしまうこと、消えてしまうということだからさ。
対レッサーボガール戦。最初は2m程度の大きさなので、ミライくんが相手します。仮面ライダー的な展開盛り上がる! そして巨大化。口が大きいのすごく怖い!
そんなレッサーボガールに食べられそうになるリュウさん。モニターのこちら側で「メテオール解禁!メテオール解禁!」と叫ぶ私。もうね、メテオール大好き。
メビウスの戦い方に「そうじゃない!」と叫ぶ6歳長男。メビウスは、ヒカリから受け継いだツルギがすごく強いので、「さっさとアレを出せばいいのに」と私も内心思っている。バランス悪いっていうか、見せ方がよくないよね(えらそう)