素晴らしき茜空の会 ウルトラ支部

ウルトラマンシリーズを見た感想を書きなぐります。不定期更新。本拠地では仮面ライダー1期の感想文書いてます。→ http://blog.goo.ne.jp/adelie__penguin

第19話「孤高のスタンドプレーヤー」

寸分違わぬ姿の3体の怪獣ディガルーグが日本に上陸した!ただ1人その正体を見抜いたジョージは、独断で新兵器メテオールショットを使おうとしてリュウたちと衝突してしまう。

 

この脚本家さん、好きだ!

ググりましたら太田愛さんだそうです。メビウスでは初脚本じゃないですか?と思ったら、第14話も担当されてた。そう、ジョージがメテオールを無断で使って「たいちょー!メテオール、悪いんだけどさぁ」としれっと事後報告する回である。なるほどなぁ、なるほどなぁ。

 

今回もジョージがメインで大活躍です。名シーンの連発でした。連発過ぎて書き起こすより見た方が早い。メビウスを見直す際には候補の筆頭にあげとく。

 

「おまえに俺の見ているものが見えるか。俺に見えるものは、ほかの人間には見えない」

でもそれって全然特別なことじゃないんですよね。サコミズさんもあとで言ってるけど。「わからないのが当たり前なんだ。だからわかってもらいたくて、一生懸命伝えようとする」っていうのは、本当に人間の愛おしく素晴らしいところだよなぁと思うし。

「ったく。おのれの性格考えて、せめてボクシングとか柔道とか、ひとりでやれるスポーツにすればよかったんだよ」と呟くリュウさんからは、ジョージに対する愛が感じられるんだよな。リュウさんも、変わったよね。

 

怪獣からの集中砲火の中に倒れ動けないジョージのところに、我が身を省みず助けに走るリュウさん。爆発に吹き飛ばされ起き上がっての一言「よ、待たせたな」

その様子に耐え切れず吹き出すジョージ。ここだよね、ここでジョージの世界が変わったよね。

 

ラスト。「最初の市街戦で、どうしてジョージさんは3体のディガルーグが1/3ずつの実体を持ってるってわかったんです? あのとき一体、何が見えたんです?」というテッペイの質問に、何も見えてなかった、ただ新しい武器の試し撃ちがしたかっただけだと笑うジョージ。ここ最高でしょ! 確実に見えてたんですよ、3体のディガルーグが1つの意思を共有してる様子がはっきりと。でもその話は敢えてしない。言い方はアレだけど、みんなのレベルに落としたんですよね。歩み寄ったんですよあのジョージが。

そして、「だからテッペイ、あのときのおまえの判断は間違ってなかった」とチームメイトの行動を評価するとかね。もう信じられない変化ですよ!チームの一員になれたんだな。素晴らしいよな。そのきっかけを作ったリュウさんが流石すぎる。熱血バカすごい。

 

あと、それとは関係ないですけど、「3体のディガルーグが1/3ずつの実体を持ってる」っていう設定、かっこいいよね。おまえはシュレディンガーの猫か、存在していながら、なおかつ存在していないとか、激しく萌える設定だよね。理屈はわかんないけどね。