素晴らしき茜空の会 ウルトラ支部

ウルトラマンシリーズを見た感想を書きなぐります。不定期更新。本拠地では仮面ライダー1期の感想文書いてます。→ http://blog.goo.ne.jp/adelie__penguin

第8話「戦慄の捕食者」

怪獣を捕食する凶悪な生命体、ボガールが電流に弱いことが判明した。GUYSはミクラスをエレキミクラスへとパワーアップさせる。一方リュウは、死んだ筈のセリザワが青い巨人=ハンターナイトツルギだと知り、困惑する。ツルギは、メビウスもろともボガールを倒そうと迫る!

今回も「すごく面白い」と盛り上がるメビウス。第8話です。

久々のミクラス登場。そういえばマケット怪獣の設定をすっかり忘れてましたが、可愛いなぁミクラス
そんなマケット怪獣を、「ボガールを倒すために」とエレキングと合成させるという荒技を施すGUYS。何気に倫理的にどうなの?なんかひどくない?
しかも、ミクラスは以前にエレキングに倒されたこともあるという、トラウマ事実も判明。ちょっとやめたげて!

しかし、小さいエレキングが超絶可愛かったので、うちに一匹ほしい欲しいなと思いました。感電するから触れないけど。

GUYS施設に同時多発するミニエレキング。捕まえようとして感電し、実質戦闘不能に陥るジョージさん。軽くギャグ展開も挟みつつ、今回の見どころはセリザワさん(ツルギ)とミライ(メビウス)の初コンタクトです。

「待て!君も僕と同じウルトラマンだろ!」
ウルトラマン?お前はそう呼ばれているのか!?」
「そうだ。でもその君の青い体。宇宙警備隊員ではない君が、なぜこの惑星で戦っているんだ!?」

ウルトラマン同士の会話ですよ。新鮮。

そしてセリザワさんからボガールの説明が入ります。
ボガールがやってきて地球を餌場認定しちゃったせいで、ボガールの呼んだ宇宙人とか叩き起こされた地底怪獣とか、そういうのが頻発してるとのこと。
大元のボガールをなんとかしないと、エンドレスで怪獣が現れ続け、最終的に疲弊しきった地球ごとボガールに食われてしまう、そういう仕組みらしいです。
6話でリュウさんが「怪獣を食っちまってくれるなら、案外有益な存在かもしれんな」と言ってましたが、とんでもない、諸悪の根源はこいつですよ。やっぱり。

そんなボガールを倒すために、今回はエレキミクラスが大活躍です。頭が大きいので可愛い印象ですが、意外とボガールと同じくらいの大きさだし、ダイナミック背面アタックからの善戦、接近を許さないボガールに、「姿を透明にする」という隠し能力を使って接近して電流を流すという、もう視聴者総立ちの大声援ですよ。いいぞミクラス

そしてバトンタッチして登場のメビウス。ツルギ。ツルギはメビウスが被弾するのも構わず、容赦なくビーム打ち込んできます。これ完全に悪役設定ですよね。2号が敵として登場するのは仮面ライダーでもお約束の展開だな。

しかし、セリザワさんの名を叫ぶリュウさんの声に立ち止まり、結果としてボガールにやられるツルギ。「弱いな!」とうちの6歳長男が詰ってました。弱くないよ!いろいろと複雑なことになってるだろーがいま!
そんなツルギを横目に、今回はメビウスがめちゃくちゃ格好よく戦い、最後はボガール撃破しました。ラスボスかと思ってたのでまさかここで倒されるとは! 6歳長男とハイタッチで大喝采でした。

さて今回のもうひとつの見どころ。回想シーンのセリザワさんとリュウの会話です。

ウルトラマンのちからを借りずに怪獣を倒したケースなど、ほとんどない。隊長、教えてください。俺たちGUYSの存在意義って、何なんですか!?」
「『ひとつ、他人の力を頼りにしないこと』」
「?」
「ガキの頃、友達が教えてくれたんだ。『ウルトラ5つの誓い』っていうらしい。ウルトラマンが残していった言葉なんだそうだ」
ウルトラマンが?」
「人類はこれまで幾度となくウルトラマンに救われてきた。それは、俺たち防衛チームが限界まで戦い抜いたときだけ、ウルトラマンがあらわれてくれるんじゃないのか?俺たちがいるから、ウルトラマンはいままでこの惑星を見捨てなかった。そう思わないか?リュウ

思えば。第1話でリュウさんとミライくんが仲良くなるきっかけを作ったのも、この「5つの誓い」でした。ちなみに6話であった「腹ペコのまま学校に行かぬこと!」「天気の良い日には布団を干すこと!」も5つの誓いに含まれているようです。
<brさて。セリザワ隊長にこの言葉を伝えた「友達」の存在が大きく気になりますね。